押し貸しとは

弁護士・司法書士事務所への闇金被害相談で最近多くなっている、「押し貸し」被害について、手口と対処法を紹介しています。

 

押し貸しとは

押し貸しとは、闇金業者が本人の了承を得ずに銀行口座に勝手に振り込みをして、強引に取り立てをする手口のことです。

押し貸し被害の相談パターンの多くは、

「やっと完済したと思ったら、数日後に強制的な追加融資(押し貸し)され、また取り立てが始まった」

キャンセル料の支払いを断ったら、聞き取った銀行口座に勝手に振り込みされた」

といった悪質なもので、個人の力で解決は非常に難しく、かといって放置しておくと、口座凍結などあなたが不利益を被る可能性があるので厄介です。

振り込まれたお金には手を付けず、早々に闇金専門の弁護士・司法書士に相談しましょう。

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闇金が押し貸しのターゲットとする人は?

  • 闇金と取引が一度でもある方
  • 名簿屋から闇金業界に情報が出回っている方
  • インターネットから「即日融資」「ブラックOK」のうたい文句に誘われ、申し込みをしたことがある方

一度でも闇金と関わりあいを持ったことがある方、全員がターゲットになります。
取引の有無は全く関係ありません。

押し貸し被害が起こるタイミングは、振り込みされて約1週間前後に、携帯電話に督促の連絡が入るパターンが多いようです。

本人と連絡が取れない場合は、勤務先・家族など順に連絡をしてきます。

特に、勤務先には執拗に嫌がらせの電話をしてくる傾向があります。

闇金は取り立てを行うネタとなる、銀行口座、携帯番号、勤務先、家族・親族の個人情報があれば、押し貸しのターゲットとします。

 

解決|押し貸し被害で銀行口座を解約?

押し貸し被害にあった方

まず、押し貸しで振り込まれたお金は一切手をつけてはいけません

押し貸しされたことが分かった時点で、一刻も早く、闇金専門の弁護士・司法書士に相談しましょう。

その際、銀行口座の解約について、法律家の指示を仰いでください。

銀行口座の解約がなぜ必要か?

犯罪者と取引がある銀行口座は、警察、弁護士、司法書士に凍結させることができます。
口座が凍結されると、銀行協会にも凍結申請がされることになり、銀行口座を新たに持てなくなります。

あなたのお金なのにおろせないばかりか、最悪、あなたが闇金業者の仲間と勘違いされ、逮捕されるケースもまれにあります。

なぜ犯罪者と取引がある銀行口座と疑われるのか?
押し貸し被害にあった際、闇金業者が直接、あたなの口座に振り込みをしているとは限りません。
闇金は、なるべく自分たちの足跡を残さず、あたなから取り立てをしたいと考えています。

闇金からお金を借りている他の債務者に、あなたの銀行口座に振り込みをさせている可能性があります。
その振り込まれたお金を、無理やり貸し付けたことにする「押し貸し」に使用するのです。

他の債務者が弁護士・司法書士に相談した結果、銀行口座凍結となった場合、あなたも犯罪者として疑われることもが考えられます。

 

押し貸し被害にはあっていないが、一度でも闇金と関わったことがある方

押し貸し被害にあわないようにするには、闇金に教えた銀行口座を解約することです。

闇金は押し貸しをするためのネタ(銀行口座)がなければ、振り込みはできませんから、一番確実な防衛手段と言えます。

 

 

対策|押し貸し被害に合わないために

借りる前に、「登録貸金業者情報検索サービス」で正規の貸金業登録業者かどうか、調べてください。

この確認をするだけで、闇金被害は大幅に減少します。

また、当サイトでは、「ヤミ金データベース」で闇金業者の情報を開示しています。

電話番号から検索ができますので、事前に確認することを強くおすすめしています。

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