闇金用語集

闇金に関する専門用語(隠語)を一覧にまとめました。

「ジャンプ」「キャンセル料請求」「携帯電話買取詐欺」「トゴ」「090金融」

言葉は聞いたことはあるけど、意味まではわからない・・。
そんな時にご利用ください。

 

闇金用語集|五十音順

あ行

相保証 貸金業者などがお金を貸し付ける際、借りる人同士を互いに保証人にさせること。
片方が滞納しても、相手から債権を回収することができる仕組み。
アケイチ 利息が1日につき1割という意味。実質年利約3650%。(アケイチ=アスイチ)
アスイチ 利息が1日につき1割という意味。実質年利約3650%。(アスイチ=アケイチ)
売掛金 商品を販売したが、まだ代金を受取っていない営業上の未収入金のこと。
延滞金 返済が滞った場合の追加金のこと。
闇金業者の手口で、返済日に連絡が取れない状態を意図的につくり、延滞させるケースがみられる。
追い貸し 返済日に入金が遅れそうになると追加融資をして、そこから支払った形にする行為のこと。
闇金業者が債務者を借金漬けにするために行う手口。
押し貸し 借金を申し込んでいないにも関わらず、勝手に銀行口座にお金を振り込み、無理やり貸し付けをい後日利息を請求する闇金手口のこと。
闇金と取引があった債務者が狙われるだけではなく、闇金業者間で債務者の情報を交換し、勝手に振り込みをしてくるケースもあります。
また、闇金との契約前段階で口座情報を教えていた場合も、同様の被害にあうことがあります。

 

か行

買掛金 商品・原材料の仕入れや役務提供の支払いなど営業上の未払い金のこと。
取引先に対する債務の一種
回収 貸し付けた資金(債権)を返済してもらうこと。
買取屋 申込者のクレジットカードを使ってパソコン・ブランド品、新幹線の切符などの高額商品を買わせ、その商品を安値で買い取って高値で転売し利益を得る業者のこと。
※「クレジットカードのショッピング枠を現金化」などのキャッチフレーズに注意
家具リース金融 融資申込者が所有する家具を買い取る売買契約を結び、購入代金という名目でお金を渡し、担保にとった家具はそのまま元の持ち主である融資申込者へ高額なリース料をとって貸し出す手口のこと。(リース料として法外な利息を取る融資の方法。)
支払いが滞った場合は、家具を売却現金化し、リース料の回収が行われます。
元金 利息を含まない実際に貸し借りした金額のこと。
利息を付ける元となるお金のことを指す。
キャンセル料請求詐欺 借入契約をせず途中でキャンセルをしたにも関わらず、キャンセル料を請求する手口のこと。
金主 事業などに資金を出す人のこと。
金利 債権者からお金を借り入れる際に約束した、返済時に元金に付加される金額のこと。
車リース金融 融資申込者が所有する車を買い取る売買契約を結び、購入代金という名目でお金を渡し、担保にとった車はそのまま元の持ち主である融資申込者へ高額なリース料をとって貸し出す手口のこと。(リース料として法外な利息を取る融資の方法。)
支払いが滞った場合は、車を売却現金化し、リース料の回収が行われます。
※駐車場の看板などで「車で融資」のキャッチフレーズに注意
グレーゾーン金利 利息制限法で定める上限金利(年15~20%)より高く、出資法の旧上限金利(年29.2%)以下の範囲の金利のこと。
この利率の差がグレーゾーン金利と呼ばれる。

※利息制限法では、 元金10万円未満の借金については年利20%、元金10万円以上100万円未満の場合は年利18%、元金100万円以上については年利15%と定めているが、 出資法では、どの金額でも利29.2%以下と定めている。
※出資法については、平成22年(2010年)6月に貸金業法等の改正が完全施行され、出資法の上限金利は20%に引き下げられ、グレーゾーン金利は撤廃された。

携帯電話買取詐欺 携帯電話(スマホ・タブレットなど)を契約して本体を送れば、それに応じた金額を融資するという闇金業者の手口。
白ロム買取詐欺ともいう。
元和 元金で和解したということ。
コーチ屋 紹介屋とも呼ばれ、簡単に借入れできるところを紹介すると言って近づき、紹介料として手数料を稼ぐ業者のこと。
ゴイチ 利息が5日につき1割という意味。実質年利約730%。
コゲ 返済が途中で止まる、できなくなり焦げ付いた意味。

 

さ行

債権 債務者(借りた側)に対して請求できる権利のこと。
対義語として「債務」がある。
債務 借金した人が債権者(貸した側)に対して生じた支払い義務のこと。またはその借金そのもののこと。
対義語として債権がある。
システム金融 中小企業をターゲットととし、違法な金利で利益を上げる闇金融業者のこと。
FAXやダイレクトメールで融資の勧誘を行い、融資に際しては、手形や小切手を郵送させるだけで融資することが特徴。
実調 「実地調査」の略。
債務者の自宅を訪問し、夜逃げをしてないかなどを調べたりすること。
電気メーターのコードが抜かれていたり、督促の貼り紙がしてある場合は、この実地調査を行った可能性が高い。
ジャンプ 返済期日に返済金を用意できない場合、利息分だけ支払って元金の支払いを先延ばしにすること。
スキップとも言われる。
出資法 「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」の略称。
貸金業者などを規制することを目的として、出資金の受け入れを制限し、浮き貸し・高金利などを取り締まる法律。
紹介屋 コーチ屋とも呼ばれ、簡単に借入れできるところを紹介すると言って近づき、紹介料として手数料を稼ぐ業者のこと。
整理屋 多重債務者に対して、債務を整理するなどの名目で近づき、違法な手数料を取る業者のこと。
090金融 携帯金融とも呼ばれ、携帯電話1本で融資から回収まで行う違法な闇金業者のこと。
主に張り紙、ダイレクトメール、ポストへのチラシ投函などで勧誘していることが多い。
※日本において貸金業を営むには、固定電話の電話番号を有しなければならないと法律で義務付けられている。
総量規制 貸金業法などにおいて規定される、借りすぎ貸しすぎの防止策。
個人の借入総額が、原則年収の3分の1までに制限される仕組みのこと。
ソフトヤミ金 暴力的な取り立て行為や脅しはなく、一般の闇金業者より年利が低く設定されていることが特徴。
ソフトヤミ金についても無登録で違法金利をとるため闇金業者に違いはないため注意。

 

た行

代払い 本人の代わりに第三者が代わりに支払ったこと。
ダイレクトメール ダイレクトメールは、個人あてに直接送りつける広告のことを指すが、闇金業者が勧誘手段としてよく利用するツールの1つでもある。
闇金業者が名簿屋から消費者金融利用者、ブラックリストに登録されている人などの名簿を買い、一斉にダイレクトメールを送信してくる。
多重債務者 複数の消費者金融などから金を借りている人。
返済能力を超えて複数の業者から多額の借り入れをしたため、返済困難な状態に陥っている人のこと。
短期 闇金業者の別名で、短期返済業者の略。
チケット金融 新幹線の回数券など"料金後払い"で購入させ、指定した金券ショップで5割~8割引きで換金させ、その差額分が金利となる。
天引き 闇金における天引きとは、利息の天引きのことを指す。
貸付の際に予め利息分を差引して現金を借主に渡すことを言う。
トイチ 利息が10日につき1割という意味。実質年利約365%。
トサン 利息が10日につき3割という意味。実質年利約1095%。
トゴ 利息が10日につき5割という意味。実質年利約1825%
トビ 借金を踏み倒して逃げた(飛んだ)という意味。
※アイトビ・一発トビ: 一度も支払わず債務者が飛んだという意味。

 

な行

逃げ 完全に飛んだと言うわけではないが、借金を返済せず逃げ隠れした(行方をくらましている)状態の意味。
ネタ屋 個人情報を売ることを専門にした業者。
インターネットで競馬やパチンコの情報サイトや偽の懸賞サイトをつくり、メールアドレスを始めとする個人情報を収集し、名簿屋に高く売る。
名簿屋は闇金業者などに名簿を高く売り、それを買った業者がダイレクトメールなどに使用する。
年金担保金融 年金証書・銀行預金通帳・キャッシュカード・銀行印などを高齢者から取り上げ、年金を引き出して返済にあてさせる違法な年金担保融資。
(法律上認められている福祉医療機構以外の債権者が、違法に年金を担保として融資を行うことを指す)
※「年金担保」「生活保護で融資」などのキャッチフレーズに注意
能なし 返済能力がないという意味。

 

は行

パンク お金が尽きるという意味で、債務者の返済能力がないことを指す。
日掛け金融業者 年29・2%を超える金利に刑事罰を科している出資法の特例として、年54・75%までの金利帯での営業が認められている金融業者。(闇金ではない)
正式名称は「日賦貸金業者」。
・小規模業者などに貸し付ける
・返済期間が100日以上
・返済期間の半分以上、業者が自ら集金に出向く  を満たすことが条件。
ヒサン 利息が1日につき3割という意味。
不当利得 法律上受け取る権利がないにも関わらず利益を受け、それにより他人に損失を与えること。
債権が存在しないのに弁済を受けるのがその例であることから、闇金の違法金利による貸付は不当利得に該当する。
不法原因給付 不法な原因に基づき行なった給付。
この給付されたお金は返す義務がないというもの。
闇金による貸付は、不法減員給付にあたるため、利子はもちろんのこと、法律上は元金も返済する義務はないとされる。
ブラックリスト 注意や監視を要する人物の氏名・住所などを記した表のこと。
(個人信用情報機関に登録された長期延滞者や債務整理者などの記録(事故情報)の俗称のこと。)
※信用情報は融資やクレジットカードの申込みなどがあったときに、 他社での利用状況や過去の事故情報などを調べるために利用される。
保証人 債務者と連帯して債務を負担することを保証する人のこと。
※連帯保証人: 主たる債務者と連帯して債務を負担することを約束した保証人。

 

ま行

街金 都道府県の事業許可を受けて営業している中小の貸金業者のこと。
名義貸し 他者の取引に際し、自分の氏名や商号を貸して契約させること、またはその行為を認めること。
名簿屋 個人情報を売ることを専門にした業者。
個人を特定できる個人情報(氏名、住所、メールアドレス、電話番号など)を保有し、収集した名簿(データ)を闇金業者に売買している。
元づめ 利息より多めに入金し、その分で元金を減らすこと。

 

や・ら・わ行

闇金 闇金融のこと。(ヤミ金とも書かれる)
貸金業の登録をしていない貸金業者が行う融資。法定金利を超える高金利を請求される。
不法な貸金業者のこと。

※貸金業(消費者金融など)を営む場合、必ず国や都道府県に貸金業者としての登録を行う必要がある。登録を行っていない貸金業者は金利の高低に関わらず、闇金業者となる。登録の偽装、登録しているにも関わらず法定利息よりも高利で貸付を行う業者も闇金業者と言える。

融資 資金を融通して貸し出すこと。
与信 信用を与えること。
クレジットカードを発行する、資金を貸し付けることにより、取引相手方に信用を与えること。
LINE闇金(ライン闇金) 身近なサービスであるLINEを使った闇金融で、借り手に手軽なイメージを持たせ融資を誘う手口です。
利子 金銭の貸借が行われた場合、その使用の対価として借り手が貸し手に支払う手数料のこと。
利息 金融機関にお金を預けた場合に受け取る、一定額の報酬のこと。
リース金融 融資申込者が所有する自動車や家具などの売買契約を結び、購入代金という名目でお金を渡し、担保にとった当該の自動車や家具などはそのまま元の持ち主である金融申込者へ高額なリース料をとって貸し出す手口のこと。(リース料として法外な利息を取る融資の方法。)
支払いが滞った場合は、該当の自動車や家具などを売却現金化し、リース料の回収が行われます。
連帯債務者 一つの債務に対し、連帯して債務を負っている者を指す。
債権者は各連帯債務者に対して、債務の全額を請求することができます。
連帯保証人 主たる債務者と連帯して債務を負担することを約束した保証人。
保証人との違いは、「抗弁権」「検索の抗弁権」「分別の利益」がなく、主たる債務者と全く同じ立場となる。
和解 争いの当事者同士が譲歩して紛争を自主的に解決すること。
示談ともいう。

 

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