ここ最近、闇金業者が東京・大阪を離れ、地方にシノギの場を移していく現象が起きています。
人の多い都会ではなく、なぜ地方を狙うのでしょうか。
東京・大阪などの都心は、人間関係のつながりが薄いため、周りへの迷惑など考えず、借りては飛びを繰り返す借主が増えているようです。
借金の取り立てに来られようと、隣人がどんな人かも知らないケースが多い都心では、ご近所に借金がバレてしまうのもいとわないのかもしれません。
闇金側も闇金業者間のネットワークを使い、簡単には借主を逃がさないようですが、それだけ手間がかかるのでしょう。
また、都会の闇金の方が、ヒサン・トイチなど高金利で貸し付ける傾向にあります。
嫌がらせや取り立ての手口も、より悪質な場合が多いようです。
一方、地方の場合は、人間関係が濃密で地元意識が強く、借主も簡単に飛びにくい環境にあると言えます。
「ご近所づきあい」がある地方では、噂話などで金銭的な問題を抱えていることが周囲にバレることを恥ずかしく思うのです。
ですから、一人で悩み抱え込む人が多い傾向にあります。
また、相談する窓口が少ないことも、闇金が活動的になるひとつの要因となっています。
その環境に目を付け、地方に進出する闇金は、ソフト闇金を主体とするところが増えています。
地域密着方の地方では、闇金も借主との距離を近くすることで、警察や弁護士・司法書士に駆け込みにくい環境を作ってのでしょう。
闇金にとっては、借主が逃げないこと、金利を長く搾取し続けること、が一番の目的です。
一般の企業同様、闇金も生き残るため、地域にあった対応をしているのです。
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