闇金は悪質な違法行為であり、警察へ相談すべき問題です。
ですが、多くの場合民事不介入の前提があるため、期待できる対応をしてくれないと言った相談が多いのも事実です。
警察へ相談する際の大きなメリットは、費用がかからないことが一番大きいでしょう。
ここでは、警察へ相談する際の簡単な流れをまとめています。
1.警察署の「生活安全課」へ
闇金の相談は交番ではなく、所轄の警察署へ行く必要があります。
その際、闇金等の悪質商法の取締りを担当している窓口である「生活安全課」へ出向きます。
注意点として
生活保全課に相談するには、平日17時までに出向く必要があります。
また、夜間は生活安全課の刑事が宿直の場合は対応してもらえますが、17時以降に相談したい場合は事前に連絡をしたほうがよいでしょう。
2.闇金被害を相談→被害届提出
闇金被害の状況を説明します。
闇金業者名、電話番号、元金、利息、銀行口座など、できる限り多くの情報を事前に整理しておくとよいでしょう。
また、必要であれば被害届を提出することになります。
3.闇金業者へ警告
闇金業者へ警察から電話をしてくれるケースが多いようですが、ここではあくまでも警告にとどまります。
いきなり逮捕、とはなりません。
警告の電話で、闇金業者が納得し手を引いてくれるのがベストでしょう。
被害届を提出した後の流れ
警察が捜査を行うためには、被害届の提出が必要です。
刑事事件として扱えるだけの証拠があれば、被害届を作成することができます。
被害届を出しただけでは、即逮捕とはいきません。
警察の捜査で有罪とするための証拠固めが進むと、逮捕状を請求し、闇金業者を拘束することができます。
警察の対応は、担当刑事によって異なる場合も多いようですが、闇金被害で困っている場合は相談してみる、行動に移すことも大切です。
警察に相談したが期待した対応をしてくれない、積極的に動いてくれない・・・
そんな場合は、闇金被害専門の弁護士・司法書士に相談しましょう。