銀行強盗なんて、即内部犯行が疑われ、脚が付きやすいのでは?と思うのですが、大胆かつガサツな手口ですね。
今回の行員が、なぜ闇金からお金を借りることになったのか、などの背景はニュースで取り上げられていません。
ただ、銀行強盗の手引きを要求されるほどの、多額の借金をしてたのは事実でしょう。
今回の記事を書くにあたり、銀行員と闇金の情報を集めていたところ、「公務員や銀行員は、カードローンやキャッシングができない」と書かれている情報サイトがありましたが、全く問題ありません。
行員であっても、カードローンや消費者金融を利用している人は多いのです。
また、金融機関に勤めているのだから、信用情報照会されたらバレるのではないか、と不安に感じる方もいるようですが、個人の信用情報を第三者が勝手に照会することはできません。
必ず本人の承諾が必要となります。
ただ、行員はお金を扱う仕事ですから、信用のおけるクリーンなイメージを持たれたい、職場など周りには絶対に知られたくない、という気持ちがより強いのだと思います。
バレないために闇金に手を出しては、本末転倒なのですが・・・。
<佐賀銀侵入>首謀者か、容疑でヤミ金逮捕…元行員に金貸
佐賀銀行箱崎支店(福岡市東区)に昨年8月、金庫破り目的の男らが侵入した事件で、福岡県警が首謀者の一人とみられる男を建造物侵入容疑で逮捕したことが捜査関係者への取材で分かった。
侵入事件を巡る逮捕者は7人目。男はヤミ金業者で、箱崎支店への建造物侵入ほう助罪などで起訴された元行員の吉田淳被告(42)にも金を貸していた。県警は吉田被告から行内情報を聞いた男らが事件を計画したとみて調べる。
捜査関係者らによると、吉田被告は顧客からの預かり金を流用したり、顧客名義のカードローンで借り入れたりするなど経済的に困窮。ヤミ金業者の男からも借金しており、次第に関係を深めたとみられる。男は周囲に「自分の背後には暴力団がいる」などと話しており、知人らを通じて箱崎支店に侵入する実行役を集めたという。
箱崎支店には昨年8月8日、清掃員を装った男2人=いずれも建造物侵入罪で実刑判決=が職員専用出入り口を解錠して侵入。店内には、顧客を装った吉田被告からの預金引き出しの申し込みを受けて現金約3000万円が保管されていたが、男2人は警報が鳴るなどしたため現金を盗むことに失敗。逮捕された2人は店内の見取り図を見ていた他、専用出入り口の暗証番号を知っており、県警は箱崎支店での勤務経験があった吉田被告が提供していたとみている。
佐賀銀行では昨年10月6日、干隈支店(福岡市城南区)に何者かが侵入し、現金保管庫から5430万円が盗まれる事件も発生。吉田被告はこの事件にも関与したとして窃盗と建造物侵入の罪で起訴されており、県警は今回逮捕した男も関与した可能性があるとみて全容解明を進めている。
引用:毎日新聞|朝日新聞 2017年3月18日