ファクタリング(債権売却)を装った闇金業者逮捕のニュースがUPされています。
ファクタリング業者の多くは、金融庁の登録貸金業者情報検索ページでヒットしません。
優良な業者であっても、無登録業者が多い傾向にあります。
では、ファクタリングとは何でしょうか。
ファクタリングとは
企業の売掛債権を買い取り、自己の危険負担で代金回収(債権の管理・回収)を行う金融業務をいいます。
これは、企業の持つ売掛金や受取手形などの売掛債権(売上債権)をファクタリング会社へ手数料を支払って売却し、本来は企業で行う債権の回収業務をファクタリング会社が行うことを指します。
(金融情報サイト ifinance参照)
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ヤミ金逮捕|ファクタリングを装う闇金2
※簡単なファクタリング手続きのイメージ図を作成しましたので、下記図で確認ください。
通常であれば、商品やサービス提供後、売掛金を回収するためには一定の期日待つ必要があります。
早く資金調達したい場合、ファクタリング業者と契約し、手数料を支払って、売掛金を早期入金してもらうことができるのです。
要は、ファクタリング業者と契約することで、先払いで現金化してくれるという仕組みですね。
もちろん、取引企業から売掛金が入金された後に、ファクタリング業者へ支払う必要があります。
闇金業者の逮捕が相次いでいることは、大変喜ばしいことですね。
今回の逮捕の経緯は、「ファクタリングします」と宣伝しておきながら、売掛債権を担保とした融資を違法金利で行ったことで逮捕されたようです。
「ファクタリング」装い…ヤミ金の実質的経営者を逮捕
ファクタリングと呼ばれる金融取引を装ったヤミ金融の業者が摘発された事件で、実質的な経営者らが逮捕されました。
出資法違反の疑いで逮捕されたのは「東洋商事」の実質的な経営者、「MINORI」の実質経営者など7人です。
7人は去年1月から11月にかけて神戸市で会社を経営する男性など5人に、法定金利を大幅に上回る利息であわせて約380万円を貸し付け、100万円余りの利息を受け取った疑いなどがもたれています。
警察によると7人はファクタリングと呼ばれる金融取引を装い、違法な貸し付けを行っていました。
ファクタリングとは、企業が取引先から商品の代金を受けとるまでに時間がかかるデメリットを解消するため、専門の会社が債権を買い取り取引先の代わりに代金を支払う取引です。
このファクタリングをかたり、代金を支払うように装って実際には金を貸し付けるヤミ金融業を行っていたとみられます。
7人のうち5人が容疑を否認していますが、警察は7人がこれまでに1億円以上の利益を得たとみて調べています。
引用:関西テレビ|2017年3月11日